第5話 秘密のライブチャット| 「見られて濡れる自分を自覚する転機」

画面の中で、ひかりは白いニットを着ていた。
スーツとは違う、やわらかな印象。だが、それが余計に胸元のふくらみを目立たせていた。

「こんばんは、今日も来てくださって……ありがとうございます」

【たける】:こんばんは。今日の服、とても似合ってますね。やさしい雰囲気が素敵です。

「えっ……ありがとうございます。ちょっと、ラフすぎたかなと思ってたので、嬉しいです」

安堵の笑みが浮かんだ、そのとき。

【よこっち*秘密メッセージ*】:そのニット……透けてるの、気づいてる? 乳首のかたち、くっきり。ライトの熱で、じっとり浮いてきてる。

(え……)

ドキリとして見下ろすと、たしかに、生地の薄さと照明が相まって、柔らかく突き出た形がうっすらと透けていた。

「っ……」

肩をすくめたその動きが、かえって胸の輪郭を際立たせる。

【よこっち*秘密メッセージ*】:もっと……揺らしてごらん。俺の舌で、先端をちゅっ、ちゅっと吸ってると思って……左右、ゆっくり、感じるように。

(やめて……でも……)

その言葉の温度が、画面のこちら側にまで染み込んでくる。
胸の奥が、じんわりと疼き始める。

「えっと……今日のテーマは、“日常の小さな幸せ”について……」

話を続けようとするも、胸元への意識が強くなりすぎて、言葉がうわずる。

【たける】:ひかりさん、もしかして……ちょっと緊張してますか? 声が高くなってる気がします。

「あ、はい……なんだか、ちょっとだけ」

【よこっち*秘密メッセージ*】:今夜も、“吸うやつ”つけてるよね? じゃあ、そろそろ……スイッチ、入れてあげるね。

(……まさか……)

ブゥン……
ほんの一瞬の沈黙のあと、下腹部がじわりと吸われる感覚に包まれた。
机の下、パンティの奥に仕込んだリモートの吸引器が、静かに動き出していた。

(……っ……やっぱり……繋がってた……!)

【よこっち*秘密メッセージ*】:どう? 今、吸い口がちゅうって音立ててるよ。乳首と同じように、そこも……ちゃんと反応してる?

「……っ、ふぅ……」

喉の奥で洩れた吐息が、カメラに乗ってしまう。

【たける】:大丈夫ですか? 今、少しだけ……喘ぎ声のような……

「あっ……す、すみません、ちょっと深呼吸を……」

冷静を装いながらも、下半身はすでに熱に浮かされていた。

【よこっち*秘密メッセージ*】:今、吸って、離して、また吸って……って繰り返してる。舌で円を描くように、ぬるぬる舐め回してるって思ってごらん。
……ほら、また……きゅぅぅぅぅって。

(だめ……そこばかり、吸われて……頭が、ぼうっと……)

画面越しの会話の中で、ひかりは必死に声のトーンを保とうとする。

【たける】:今日のひかりさん、いつもより艶っぽく見えます。

「そ、そんな……気のせいですよ……っ」

それでも、ニットの下の胸は、指で触れなくても張りつめ、スイッチの強弱に合わせて下半身がビクつく。

【よこっち*秘密メッセージ*】:もう感じてるんでしょ? 乳首も、下も、どっちも俺にいじられて……くちゅくちゅって音、きこえてきそう。
このまま強くしていくね。ぜんぶ吸われて、気持ちよさで壊れちゃうくらいに。

(……お願い……やめて……でも……いや、やめないで……)

吸引が徐々に強くなっていく。
ぴったりと密着した吸盤が、音もなく奥をしゃぶりつづける。

ひかりは、じっと唇を噛んでこらえる。
でも、太ももの内側は濡れきって、椅子にしみそうなほど。

【よこっち*秘密メッセージ*】:さっきから、下、ずっとびくびくしてるよ。もう感じるの、癖になってる。ねえ、気持ちいいでしょ?
俺の“吸い方”、どこよりも上手いよね?

見られている。
触れられてもいないのに、快感を与えられて、支配されている。
それが……怖いほどに気持ちいい。

(私……もう、変になっちゃいそう……)

羞恥と快楽が折り重なり、ひかりの心と体を塗り替えていく。
ほんの数分の会話で、彼女の奥は──リモートの吸引に濡らされ、震え、次の波を待ち構えていた。