第6話 秘密のライブチャット| 「さいごの夜、恥ずかしさの奥で」

夜のチャットルーム。
ひかりは淡いピンクのブラウスに身を包み、少しだけ鎖骨を覗かせていた。
カメラの前で、彼女は小さく呼吸を整える。

「こんばんは……今日も、ありがとうございます」

【たける】:今日のひかりさん、なんだか雰囲気が違いますね。すごく……綺麗です。

「えっ……そんな……でも、ちょっとだけ……今日は特別な気がして……」

彼女は気づいていた。
この配信が、たぶん最後になることを。

理由は言えない。でも、心がそう決めていた。

【よこっち*秘密メッセージ*】:ラストナイト? それなら……全部、俺に見せてよ。綺麗なとこ、えっちなとこ、ぜんぶ。

(……最後まで、なんだ)

【よこっち*秘密メッセージ*】:そのブラウスの下、乳首……今夜もちゃんと立ってるよね。俺が今から、ねっとり転がして、吸って、つねって……壊れるくらい気持ちよくしてあげるから。

「……っ」

コメントを読み上げるわけにもいかず、でも確実に、ひかりの身体は反応していた。

布越しに硬くなっていく乳首。
それが「見られてる」だけで、こんなにも疼くなんて。

(こんな、文字だけで……身体が……)

【よこっち*秘密メッセージ*】:ゆっくりつまんでみて。ちょん、ちょんって。俺の舌先で、先端をコリコリ弄るように。

ひかりはカメラの死角で、そっと胸元に手を添える。
薄い生地越しに、ぷっくりと隆起した乳首。
そこに指が触れた瞬間、ひゅっと息をのんだ。

(熱い……そこだけ……溶けそう)

【たける】:ひかりさん、今日の声……少し色っぽいです。お疲れですか?

「すこしだけ、緊張してるかもしれません……」

【よこっち*秘密メッセージ*】:緊張? それって、下の“吸うやつ”がもう動いてるからじゃない? 今夜は、MAXモードで、ね?

(え……!?)

その瞬間──
椅子の下、スカートの奥。
吸い口がピタリと吸いついていたクリトリスを、急激に吸い上げるような快感が襲った。

(ん……んんっ……!!)

背筋がぴくんと震える。
声を漏らさないよう奥歯を噛みしめながら、脚を閉じてなんとか耐える。

【よこっち*秘密メッセージ*】:どう? きゅぅうぅって吸われてる。尖った舌で、先端をちゅぅっ……て。想像してみて……俺の顔が、スカートの中にあるって。

(そんな、イメージ……だめ……)

だけど脳裏にはっきりと浮かんでしまう。
唇に吸い付かれ、舌先でぬるぬると、敏感な突起を弄ばれている──そんな感覚が。

【よこっち*秘密メッセージ*】:椅子の上で……腰、揺れてるよ。自分で気づいてる? ほら、もっと動かして。スカートの中、俺が吸い上げてるの、感じて。

「……っ、ふぅ……」

小さな吐息が漏れる。
顔を伏せて、髪で必死に隠す。
けれどカメラには、赤らんだ頬と、震える肩が映っていた。

【たける】:ひかりさん、大丈夫ですか? 少し……顔が赤いような……

「ごめんなさい……ちょっと、緊張して……」

【よこっち*秘密メッセージ*】:緊張じゃなくて……興奮、だよね。下、ぐちゅぐちゅって音、してるんじゃない?

ひかりの身体は、もう限界に近づいていた。

吸うたびに電気のような快感が子宮を震わせ、脚の付け根がくちゅくちゅと湿る。

(なんで……こんな……)

【よこっち*秘密メッセージ*】:じゃあ、最後のお願い。胸も……クリも……同時に撫でて。自分の一番奥の感じるとこ、見つけてごらん。

カメラに映らぬよう、胸に指を添え、腰をわずかに揺らす。
吸うやつは容赦なく、クリを強く、弱く、リズムを変えて責めてくる。

(もう、頭……真っ白……)

声を殺し、表情を崩さず、それでも体は正直に快楽を受け止めていた。

【たける】:今日のひかりさん、本当に……綺麗です。まるで、何かに包まれてるみたいに……

その言葉が、刺さった。
よこっちに吸われながら──
たけるの優しさに見つめられながら──

自分は、快感の渦の中にいる。

【よこっち*秘密メッセージ*】:ねえ……絶頂、ギリギリで止めるのって……好きでしょ? 今、そうしてる。
最後は……俺のタイミングで、逝かせてあげる。

(だめ……もう……もう……)

全身が、疼き、脈打ち、汗ばんでいた。

でも、チャットは終わりの時間を迎える。

ひかりは、画面越しにゆっくりと、深く微笑んだ。

「……今日まで、ありがとうございました。すごく……幸せな時間でした」

そして、画面が静かにフェードアウトする。
部屋の中に、沈黙と、甘く火照った熱だけが残された。

太ももの奥は、吸われすぎて感覚が抜け落ちたように、じんと痺れていた。
でも彼女の顔には──やわらかな満足の微笑みが浮かんでいた。

──終。