第4話 覗きチャット|羞恥の制服、もうひとりののぞき覗きさん

わたしは送られてきた段ボールを開けた瞬間、息を呑んだ。

(……え? これ、ほんとに?)

中に入っていたのは、 これまで着たこともないような、胸元が大胆に開いたブラウス。 そして、下に揃えられていたのは――まるで脚を強調するような、極端に短いタイトスカート。

(これ……着ろってこと? まさか……)

メインさんとのミーティングがある日。 にもかかわらず、この格好。

仕方なく着替えを済ませ、PCを立ち上げてカメラをオンにした瞬間―― すでにメインさんは画面の向こうに現れていた。

メインさんとの会話:少し特別な朝

「おはよう、今日ちょっと早いね」

「おはようございます、はい……少しだけ早起きできたので」

「なんか……雰囲気が違うね。髪型とか、服とか」

「えっ……あ、そうですか?」

ドキン、と心臓が跳ねた。 やっぱり気づかれてる。 このブラウスのせいで、カメラ越しでも胸元がうっすら映ってしまっている。

「いや、いい意味で。なんか……大人っぽくなったっていうか」

(だめ、そんな風に言われたら……意識しちゃう)

「で、今日の議題だけど……例のコンテンツ企画の方向性、そろそろ詰めていきたいなって思ってて」

「はい、わたしも同じことを……」

そのときだった。

画面下部、ライブチャットの通知がちらりと点滅した。 “のぞきさん”からの、秘密のウィスパー。

『今日のスカート、最高だね。今、脚を組み替えてみて? ゆっくり、そう……その太ももの内側、見えてるの気づいてる?』

(やだ……もう、また……!)

脚を閉じ直すと、 今度は、もうひとつの通知が点滅。 見知らぬ名前ののぞきユーザーから。

『ふくらはぎの下から、目で舐めてるよ。さっき、少しパンツのラインが浮いたの、見た』

(誰……この人。のぞきさんの仲間じゃない……)

でも、その“視線”を感じてしまっただけで、 スカートの中が、じわじわと湿っていくのがわかる。

新しいのぞきと、じわじわ這う視線

『ブラウスのボタン、あとひとつ開けたら……どうなるか分かってるよね?』

(だめ……カメラに映っちゃうかも……でも……)

そっと胸元に手を伸ばし、 最上部のボタンを“うっかり”外す。 その瞬間、既存ののぞきさんから連続メッセージが届いた。

『その谷間……吸いたい。言葉で、舌先で、指で、全部で責めたくなる』

『スカートの中、ショーツの布越しに、指を這わせていい? 君の脚を膝裏から這い登って、じわじわ……湿ったところ、見つけるまで』

(やめて……でも……止まらない)

太ももの付け根がずきずきと疼き始める。 ショーツの中央が、すでに熱をもって濡れていた。

メインさんの優しさと、すれ違う快感

「……えっと、大丈夫? なんか、声が震えてるみたいだけど」

「え、あっ……あの、ごめんなさい、少し喉が乾いてて」

水を口に運ぶフリをして、その間に深呼吸。 でも、太ももに沿った妄想の指先は、止まってくれなかった。

「無理しないでね? 緊張してるなら、少し雑談からでもいいよ」

「いえ、大丈夫です。ちょっと……今日は湿気があって」

カメラの向こうで、メインさんが微笑む。 その優しさが、逆に罪悪感と興奮を煽る。 わたしはいま、目の前のこの人と真剣に話しているのに、 画面の外では、別の誰かに“中”をいじられている――

スカートの奥、二人の指が交差して

『その脚の間……今、僕がやさしく吸ってあげるね』

『おへその下、少しだけ指を沈めたら……どんな顔するかな』

(あ……だめ、そんな……)

ふいに、リモートおもちゃが作動した。 キュウ、と吸い上げる音。

『新しいのぞきさん、俺じゃないけど、すごくエッチだね? 指先だけで、ゆっくり割れ目になぞるよ。布の上からでも感じるでしょ?』

“誰か”の、ねっとりとしたメッセージと共に、 吸引がぴたりとクリに密着した。

声を出せない――でも、太ももが震える。 その振動が、椅子の脚からマイクに伝わらないことだけを祈りながら、 わたしは画面の中で、微笑みを保ち続けていた。

終わらない刺激、終わらせたくない羞恥

メインさんとの打ち合わせは、続いていた。 でも、わたしの意識は、完全にもう片方の世界に引き裂かれていた。

『今、君の脚の中を“二人”で責めてるって……わかってる?』

『どっちの指が好き? どっちの舌が欲しい?』

リモートおもちゃの吸引が強くなり、 スカートの奥、ショーツの布地が唇のようにくっきりと浮き上がる。

「……じゃあ、来週の予定でまた話しましょうか」

「……はいっ、ぜひ」

ギリギリの表情で答えたその瞬間、 画面下のメッセージがまた震えた。

『来週まで、我慢できる? 今度は……もっとクリ、くすぐるように的確に吸ってみるね』

わたしの身体はもう、 メインさんの前で、 誰にも見えない刺激に、ひとりで反応してしまう女になっていた。